【新ゲーム発明⁉】漫画のセリフしりとり
しりとり
日本で老若男女、古今東西問わず広く遊ばれているゲームである。
しかし、普通に遊ぶと終わりが見えないためポケモンの名前や国名、AV女優の名前などルールに様々な縛りを設けて遊んでいる人も多いだろう。
そんな多様性をみせるしりとりで新たな遊び方を発明した、
それは漫画のセリフしりとりである。
漫画のセリフしりとりとは好きな漫画を一冊選び、そこにあるセリフのみを使って行うしりとりである。
ルール
①セリフはふきだし単位でカウントする
②ナレーションやモノローグも使用可
③1分以内に答えられなければ負け
④もちろん最後に"ん"がついても負け
⑤媒体は漫画ならば薄い本から進研ゼミの広告まで何でもあり
それでは実際にやってみよう!
今回使用する漫画は
ボボボーボ・ボーボボ 4巻
トリコ 4巻
ハヤテのごとく! 1巻
名探偵コナン 71巻
しりとりのスタートは『ZAITAME(ザイタメ)』の"メ"から!
<1巡目>
「目にゴミが……」
このゲームの発案者であるイタホモ。このゲームを思いついてから今まで実際に遊ぶ時をとても楽しみにしていたのだが、ページをめくっても中々"め"で始まるセリフが見つからず、ゲームを純粋に楽しもうという軽い気持ちが次第に焦りへと変わっていく。
50秒が経過しようやく「目にゴミが……」を見つけることが出来たが、その時の表情は嬉しいというよりホッとしたといった感じだった。
「かぐや姫は月の人間なので浮きます それで帰れるのです」
イタホモに続き、何とか制限時間内にセリフを見つけることが出来たとしひろ。
しかしその様子は普通のしりとりのそれでは無く、セリフを探す様子はセンター試験やSPI試験に酷似していた。
「スゴイ!サラダとしても人気の高い"黒草"ですね‼ 自然界でこれほどの規模の"黒草の草原"なんて初めて見ましたよ‼」
ここにある"黒草"は字面を見る限りあまり美味しそうに見えないが、"ココアマヨネーズ"と一緒に食べると美味しいらしい(トリコ談)。捕獲レベルが1以下なのであなたでもいけます、今日の晩御飯に是非。
「世の中はズルい奴が勝つんだよ」
まさかの初手不正発覚
まには何故かこのセリフの写真を渡したがらなかった。
問い詰めたところ「実はさらっとルールミスって同じふきだしにこれ以外のセリフもあったんだよね、だから恥ずかしくて見せたくない」らしい。
こんなズルい奴ですがこのゲームでは早めに負けます。
「読んだ後に倉庫の中を隅から隅まで探したけど、手紙みたいな物は見つからなかったけどね…」
記憶の限りプライベートで集合時間に間に合ったことが無かったり、大学の授業をサボりすぎて留年したりとだらしないいち。
しかしそんなだらしない性格とは裏腹になんとこのセリフをわずか5秒程度で探し当てた。あまりの速さに普段の姿を知る一同は驚きを隠せなかった……。
<2巡目>
「ネギだー!!!!」
今の20代のちょうどボーボボ直撃世代はみな子供の頃に周りの友達とネギを持ってドンパッチソードの真似をしていましたね。アバンストラッシュ、牙突に続くジャンプのかっこいい剣技です。
「だってアレ持ってても一向に何の役にも立たんし……」
ここで言っているアレとは平安貴族が持ちがちな笏(しゃく)のことだが、実はこれ今でいうメモ帳の役割があるらしいです。
「GTロボのやつがわざわざ研究所へ潜り込んだのはワシらへの足止めが目的だったか!!」
チラッと写っている上のコマの皿の数がエグイ。
「帰る家も、きっともうないから…」
なにわろてんねん。
「蘭君達は例の暗号解読、よろしく頼むよ…」
1巡目に続き10秒以内という速さでセリフを見つけ出すいち。
このゲームで遊ぶのは(おそらく)世界初だと思うのだが、果たして彼女は以前に遊んだ経験でもあるのだろうか。
こうしてゲームにこれといった進展のないまま2巡目が終わった。
<3巡目>
「よし!ポマードリングに着いたぞ」
相変わらずいちの番が早く終わるため心の準備が出来ないまま急かされるイタホモ。
しかしボーボボを始めとしたギャグマンガは比較的セリフ数が多く何とか食らいついている。
「それでコンタクトは実は落としてなくてまぶたの裏に入り込んでた事にしたら…」
まずセリフが面白すぎる絵もツッコミどころしかない、1コマで十分笑えるあたり流石ギャグ日。
ちなみにコンタクトが目の裏に入り込むことは目の構造上ありえないっておばあちゃんが言ってた。
かりん脱落!!
3巡目にしてようやく初の脱落者が出た。
残り4人
続いてまに脱落!!
かりんに続いてまにも脱落してしまった。
やはりどのルールのしりとりでも"ラ行"は難しいようだ。
残り3人
「蘭がモジモジしてなかなかかけねぇから、俺様が直々にお前にかけてやったんだよ!」
2人もの死者を出した"ら"も難なくクリアしていくいち。
2巡目に続き2連続で"ら"が回ってきているが蘭を探せば良いのでまたもや秒殺。
それにしても一人称で"俺様"を使う38歳って……。
<4巡目>
「よぉ 相変わらず野グソのバイトか」
3巡目でも"よ"で回ってきたためかなりの苦戦を強いられたが、45秒ほどで見つけることに成功。
それにしても野グソのバイトってなんだよ……。
「かゆみと戦うのはパワフルライダーの宿命と言えるだろう」
またしても面白いセリフが出てくるギャグ日、こういった笑えるワードが聞けるのが漫画のセリフしりとりの一番の楽しみだ。
「ウーム…」
かりんとまにが消えた分出番が回ってくるのが早まり流石のいちも焦るかと思われたが全然そんな気配無く淡々と見つけ出した。
他のメンバーはゲーム中に雑談を交わしたりしているがいちに関しては一切しゃべらずにずっと漫画と向き合っている、この執着心はどこからきているのだろうか。
<5巡目>
「ムリ」
3人しかいない回転率の速さに戸惑いつつも何とかセリフを見つけることが出来た。
落ち込んでいる友達10人にこの顔でムリと言ったところ、10回殴られうち3回死にました。
としひろ脱落!!
5巡目にしてついにとしひろが脱落、やはり"ラ行"は厳しかったようだ。
「これはもはやe-sportsだろ」と言い残し散っていった。
残り2人
ついにいちも脱落!!
今まで経験者かと思わせるスピードでセリフを探し出してきたいちであったが、ついに敗れた…。
そして…
イタホモ優勝!!
謎にいちが強かったり、探すのが難しい"よ"が2連続で回ってきたりと苦戦を強いられたが何とか優勝しゲーム発案者の威厳を保つことが出来た。
それでは最後にこの死闘を締めくくったセリフをもう一度見て終えるとしよう……
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ライター:イタホモ
<引用>
ボボボーボ・ボーボボ 4巻(澤井哲夫) 集英社
増田幸助こうすけ劇場ギャグマンガ日和 9巻(増田こうすけ) 集英社